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12 「天神橋筋商店街」

日本一長い商店街ということで有名な「天神橋筋商店街」。ただ長いだけではなく、この長い商店街のいたるところに歴史があり、今に伝わる名所があります。
元々は南の大川、北の淀川から「大阪天満宮」の参道だった通りに店が集まり、人が集まってこんな長い商店街が出来てきましたが、大阪商人の心意気が感じられる賑わい、そしてそこから少し外れた街中にもまたいろんな面白い店や場所もあります。
今回は、夏の天神祭で有名な「大阪天満宮」から、安くて美味しい食べ物屋が集まる「JR天満駅」周辺を歩いて行きます。

天神橋筋商店街


「大阪天満宮」から「JR天満駅」までは、日本一長いと言われている南北に走る天神橋筋商店街が通っています。
町名で紹介すると、「大阪天満宮」は「天神橋2丁目」に位置し、「JR天満駅」は「天神橋4丁目」と「天神橋5丁目」の間にあたります。
毎年7月24日と25日の2日間にかけて行われる、大阪の夏の一大イベント「天神祭」は、大川の水面を行く船渡御と、クライマックスを飾る打ち上げ花火が有名ですが、実は大阪天満宮の境内から聞こえる、一番太鼓の音とともに祭りは幕をあけるのです。
この「大阪天満宮」の南側は、小説「雪国」や「伊豆の踊子」などで有名な川端康成の生誕の地であり、その場所は今では老舗料亭「相生楼」になっています。
ところで、天満はガラス発祥の地だとご存じですか?
私はこの地に引っ越すまで知りませんでしたが、天満宮の敷地内に「ガラス発祥の地」という碑が立っています。
江戸時代に中国から長崎へ「乾隆ガラス」が伝わりました。その後、長崎のガラス商人が大阪に呼ばれ、天満宮界隈で製作を始めたと言われており、戦後は与力町・同心あたりにガラス屋がたくさん集まっていたそうです。ガラスで有名なのは「江戸切子」と「薩摩切子」ですが、江戸時代に作られていた「薩摩切子」の製作が途絶えた後、昭和になってから復活させたのが、天満に本社のあった「カメイガラス株式会社」だそうです。「天満切子」の名は、知らない人も多いかと思いますが、インターネットで「天満切子」を検索してみると、販売を行っているようですから、ガラスに興味のある方は一度検索してはいかがでしょうか。



「大阪天満宮」から、天神橋筋商店街を北へ歩き、「天神橋3丁目」が終わった所で左に曲がると、扇町の交差点に出ます。その北西には「扇町公園」があります。
ここはもと堀川監獄があった場所で、堺へ移転した跡地を利用し、大正12年に公園にしたそうです。平成9年にも地下に駐車場を作るなどして再整備をし、今ではとてもきれいな公園に生まれ変わっています。
公園にいると、ブルーに赤いポイントのある建物が目を惹きます。この建物は「関西テレビ」と「キッズプラザ大阪」が入っており、子供達がたくさん遊びにきています。「キッズプラザ大阪(こどものための博物館)」は、3Fつくろう階・4Fあそぼう階・5Fやってみる階に分かれており、子供達の興味をそそるものばかり。巨大なシャボン玉の中に身体ごと入れたり、アフリカの楽器に触れてみたり、手作りおもちゃを作ったり、大人の私でもわくわくする空間でした。交通量の多い町中にも、子供達がおもいきり遊んで学べる場所があるのは、いいことですね。

商店街へ戻り北へ歩いて行くと、「天神橋5丁目」。
ここは安くてうまい店が軒を列ねる「うまいもの街」または「たっちん(立ち呑み)街」と呼ぶ人もいますが・・・。商店街より東側に飲食店が広がっているので、積極的にずんずん細い路地へと入っていくと、様々な店を発見できます。寿司屋では、「奴寿し」「春駒」「すし政」、お好み焼きでは「菊水」が人気店ですが、他にも韓国料理にイタリアン、餃子専門店に昼から開いている立ち呑み屋など・・・何でも揃っているので、自分の好みの店を見つけて、店の大将と仲良くなると、次回訪れる楽しみにもなりますね。私の場合、仕事で疲れた日は近くにある銭湯「楽天地温泉」に入り、さっぱりと疲れを洗い流してから、おでん屋でビールをきゅーっと飲むと、身体の芯から生き返ります。心も身体もホックホクになる「天満」は、まさに「楽天地」です。




再び商店街へ戻り、さらに北へ「天神橋6丁目」まで歩いて行きます。
ここは地下鉄の堺筋線と谷町線、阪急千里線が交差している地点。商店街のアーケードが終わる手前右手に「大阪市立すまい情報センター」があります。このビルの8階と9階には、「住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館」があります。
入場料(600円)を払って入ると、目の前におどろきの光景が!江戸時代の町並みが実物大で迎えてくれています。細部も実物に近い状態で作られており、江戸時代にタイムスリップしたかのよう(ビルの中とは思えません)。別のフロアーでは近代大阪の代表的な暮らしが、模型や資料で分りやすく展示されてい
ます。住まい劇場では、戦後のバス住宅での仮住まいから、高度成長期の古市中団地での生活を、ひとりの女性の暮らしに焦点を当て、愛らしい人形で紹介しています。女優の八千草薫さんのナレーションが、より一層懐かしさを感じさせ心が暖まりました。近代大阪を擬似体験した気分になるおすすめの場所です。

アーケードのある商店街は「天神橋6丁目」で終わり、ここからは青空の下を歩いていきます。
店鋪の数は少なくなっていきまが、商店街と平行に走る堺筋の道沿いに、ちょっと気になる「シネ5ビル」があります。普通の映画の看板の横に成人映画の看板もあるため、女性の私は入りにくいのですが、関西では「シネ5ビル(ホクテンザ)」のみの封切りという作品も多いらしく、一度は訪れてみたい映画館です。一人、また一人と男性が入り口へと消えて行くのですが、 なんの映画を見ているかは定かではありません。


その後、堺筋を北へ歩き、「天神橋8丁目」の交差点を右折し、2分程歩いた所に天然温泉「なにわの湯」があります。ここは2004年12月にできたスーパー銭湯。1階はパチンコ屋で、「なにわの湯」は最上階の8階にあるため、露天風呂コーナーには青空を眺めながら横になるスペースも十分にあり、ここは老若男女のオアシスとなっています。

2.6kmの日本一長い「天神橋筋商店街」は、歴史ある「大阪天満宮」や「うまいもの街」JR天満駅周辺を含め、子供から大人まで全ての人にとって、リラックスできる楽しい空間なんだと、改めて感じる一日となりました。



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