【NO.138】和歌山県湯浅の五目釣り (マーシーの海釣り日記)

2008年9月10日（水）、ず～っと忙しくて釣りに行けなくフヌケ状態でしたが、またまた会社の酒飲み３人組と45日ぶりの釣行になりました。前回タコ釣りに連れて行った会社のビギナーメンバー3人の「アジ、サバが食べたい！船釣りに連れて行け～！」のリクエストで、和歌山県湯浅の美帆丸さんの仕立てに行きました。マイボートを担いでバス釣りばかり行く３人ですが、魚にトラウマを与える”キャッチアンドリリース”から人類古来の本能”獲った魚は食べる！”の喜びを解ってもらえれば・・・・。

【船宿選定条件】
①アジ、サバが釣れる。
②片道１時間ほどの近場で昼過ぎには家に帰れる海
③仕立てでトイレ付、釣りポイントも桟橋から近場（船酔いする人が１人いるから）
④恐くない面倒見の良い優しい船長
⑤船代が一人10,000円ほど
以上の条件で色々と考えて、数年前に一度お世話になったことがある美帆丸さんなら面倒見のいい優しい陽気な船長なので、ビールばかり飲んでやかましい3人を笑って許してくれると思い選択しました。

湯浅では半夜のタチウオが好調みたいでしたが、次の日の仕事が少ししんどいので今回は朝便の五目釣りにしました。久しぶりの釣行で深海、マダイ、白イカ、キハダマグロと行きたい船宿がたくさんありましたが、今回も賑やかな楽しい釣りにしました。

ＡＭ5:30前に出船して、最初は20分ほどの湯浅湾内の磯近くの浅場にアンカーを掛けました。仕掛けは船長から胴付4号ハリスの5本アジ針サビキとアミエビカゴとオモリ（50号）が配られました。今回は全員手釣りです。昨日から湾内に入って来たツバスを狙うようです。船長がみんなに優しく仕掛けと釣り方の説明をしてくれました。
船長「すぐに豆アジが掛かるからそのまま底から３ヒロ上げたタナで置いといたらハマチが来よる！」
３人「？？・・・ハマチはアジを喰うのん～・・・？？」
船長「来たらすぐに解るから～！」
その後、アミエビで寄せた豆アジを順調に釣って船のイケスに入れていましたが、2、3回目の投入で道糸を持つ１人の右手が”グイッグイッ”と海中へ引っ張られました。「何か・・来てるで～・・！アジじゃないと思う・・・」
船長「ハマチや～！」
そして恐々船上にハマチが上がると全員が「ウォッ～！ホンマにハマチや～～！」と最初から大騒ぎの興奮状態でした。今回の予定の釣果ではハマチは入ってなかったので３人は大喜びでした。
順調（途切れなく）にハマチ（ツバス）を釣って、最後にはシオ（カンパチ幼魚）も1本あがりました。

ハマチの引きを十分楽しんだので、後半は本命のアジのポイント（少し深い40m弱）に移動しました。
そこではトツカアジと小アジがよく釣れました。途中、海面にシイラが現れたので、すぐに持参したルアー竿で数回投げてみましたが、追いかけてくるだけで針掛かりしませんでした。小アジで泳がせしようとしましたが、すぐにどっかへ消えてしまいました。残念！

前回同様、船のイケスで弱ったツバス１本とトツカアジを船の上で刺身にしてあげました。小さいマルソウダも刺身の生姜醤油漬けにしました。どれも美味しかったですがツバスは想像以上にコリコリ、上品な油で美味でした。３人のビールのあてで一瞬でなくなりました。船長も優しく３人の面倒を良く見てくれて、３人は”大名釣り”を満喫していました。自分も段々何から何まで船長に甘える３人にだんだん腹が立ってきて「おまえらはどんだけビール飲んだら気が済むんじゃ～？ションベンばっかりせんともっと真面目に釣らんか～！こら～！次は船に酒持込禁止や～！」と一言。言うだけ無駄と解っていても船長の手前・・一応言うとかないと・・・。後で聞いたら一人３リットル以上のビールを飲んだそうです。船酔いより先に酒で酔うのでは？！

後半に自分は天秤仕掛けで家から持ってきたオキアミをエサにマダイを狙ってみました。３投目にマダイ独特の２段引きがきました。美味しそうなちょうど良い型のマダイでした。狙ったマダイが１枚だけでも釣れて嬉しかったです。終盤は残ったオキアミをサビキ針に付けて３人はサバを沢山釣っていました。ＡＭ11：00納竿にしました。

釣果は、ツバス30、シオ1、トツカアジ28、マダイ(48cm)1、豆アジ100ほど、ゴマサバ24、マルソウダ4、イサギ1　でした。自分の釣ったマダイは３枚開きにして３人で分けて持ち帰ってもらいました。（身が２人・お頭付あら１人）

今回も仲間とやかましいとても楽しい海釣り空間でした。3人も美帆丸さんを気に入って、次回は各自の家族（子供共）で美帆丸さんへ行くそうです。美帆丸さんの仕立ては、湾内で桟橋から近くて波もなく、面倒見がいい陽気な船長で、家族、子供連れ、アベック、仲間たちにはオススメです。