【NO.103】和歌山県中紀のマダイ・メジロ釣り (マーシーの海釣り日記)

2006年9月30日(土）、以前にイサギ釣りでお世話になった和歌山県御坊の仲政丸さんへ、マダイのかかり釣りに友人と二人で行きました。一緒に行った友人は仲政丸さんの常連で、船長から徹底的に和歌山中紀のかかり釣りを教え込まれた釣り師です。
初めての自分にとっては、とても心強かったです。日本海でのマダイかかり釣りは経験がありますが、和歌山では今回が初めての入門になります。
装備に関しては、竿はムーチングタイプがいいそうです。船長の船に置いていた竿はダイワヘルバイパーⅢでした。電動リールの糸は4～5号。電源は船にあるバッテリーか、持込みバッテリーになります。自分の装備は竿がアルファタックル（ホワイトスピーダー300）、ダイワ300Fbe電動リールでした。仕掛けは、マダイ用L型天秤（Φ1.5×1000）、スチールカゴ（小）、クッションゴム（2ｍｍ×1ｍ）、１００号オモリ。エサは冷凍オキアミ。ハリス５号（４ヒロ）、針はKINRYU９号～10号の２本針（枝は1ヒロ手前に30cm）。

AM4：30に出船して最初のポイント（R）までは約３０分ほどでした。第1投は底から7ｍ上から探りました。エサ取りの気配がないので、タナを下げるとガシラが来てしまいました。１時間ほどタナを探りましたが船でチダイが２枚上がっただけでした。食い気がないのですぐに場所移動になりました。１時間弱ほど走ったポイント（I）では、すぐにトモの常連さんの竿にメジロがHITしました。底から11ｍ上でHITです。すぐにタナを合わせると自分にも来ました。2日前に見老津で味わった快感の再現です。ただ竿が柔らかいので、ドラグ調整しながらのやり取りが面白かったです。メジロのタナもその後、2回ほど変わりました。船長も今秋初めてのメジロの登場で嬉しそうでした。

メジロに混ざってマダイも上がり出しました。自分にも最初、20cmほどのチャリコが来ました。「ヨッシャ～型は小さいけどマダイが来た～！」そして、ここからがマダイのタナを探る難しさと面白さで、頭の中はず～っと考えっぱなしの連続でした。メジロには5号のハリスを何度（4回）も切られましたが、この日は納竿まで何度も廻って来て上がりました。マダイ独特の2段引きとメジロの強烈な引きが船中、交互に来て忙しい、楽しい空間でした。メジロを狙うなら6号ハリスも用意した方がいいです。メジロにハリスを切られると一旦、メジロが散って帰って来るまで少し時間が掛かるので、他のお客さんに迷惑をかける結果になると思いました。ただ、この日は全員5号ハリスでドラグ調整をして巻いても、みんな（3人共）切られていたので少し気が楽でした。
潮、船の向き（風）などがすぐに変わるのでタナが毎回、微妙に変わります。そして、勉強になったのはタナが50cm変わると釣れなくなりました。タナが当たるとマダイが釣れました。1日中、刻々と変わる条件下でタナを探し当てるクイズのような釣りでした。今回は偶々、いい潮で喰いが良かったですが、喰いが悪くなったら仕掛け、エサ、撒き餌などにも工夫しないといけないそうです。マダイはとても賢い正直な魚だと再確認しました。

自分の釣果は、マダイ5枚（20cm・40cm～53cm）、メジロ（70cmほど）3本、イサギ4、オキアジ1、ガシラ1でした。
この日の夜は家で法事があったので、マダイ、メジロ、イサギ、オキアジの刺身4種盛りとマダイ塩焼きで親戚達が食べてとても好評でした。仏さんもマダイのお供えで少し喜んで頂けたかも？！今回初めて食べたオキアジは結構美味しかったです。メジロはその日の体調もありますが、見老津で釣ったものより若干美味しかったように思いました。丁寧に絞めたからか・・？四国の方から上って来たメジロなのかな・・？

今回は一緒に行った友人のアドバイスのおかげで良い釣果に恵まれたと思います。友人は“ボウズ”釣果にもめげずに何年も通ってマダイ釣りを学習したそうです。その努力で得たデータを自分に教えてくれて大変感謝いたしました。
自分もこのマダイ釣りには“ハマって”しまうかも？“ボウズ”を覚悟して和歌山中紀へ通いたいと思いました。