【No.142】和歌山県中紀の五目釣り (マーシーの海釣り日記)

2009年1月28日（水）、1ヶ月半ぶりに今年の初釣りに和歌山県御坊美浜の仲政丸さんへ行きました。昨年末から公私共に忙しく、中々釣行出来なくて”気が狂いそう”を通り越して”半べそ”状態でした。

AM5:20出船でポイントはアイノセ方面でした。船長の話では最近のアイノセのマダイは開店休業状態らしいです。久しぶりなのでマダイが釣れなくてもいい謙虚な釣行です。お客さんは自分を入れて2人でした。この日は風と潮が逆で朝方はとても寒かったですが、昼間からとても良いお天気でした。久しぶりの海上でしたので、前半は船揺れのリズムと、体の揺れリズムが合わなくて少し酔いそうになりました。潮も速くてすぐに100号オモリがそれ以上のオモリに替わっていきました。

最初のポイントでは良型のイサギばかりが上がりました。
常連Sさん「船長～ここのイサギは型ええな～！タイはおらんの～？」
船長「ここのイサギは型ええで～！ほんでもタイは上がらんな～！ここでお土産（良型イサギ）釣っといて～！昔は大きいタイが釣れたんやけどな・・・。」
それでも自分は・・悲しいかな・・少ない確立のマダイを狙ってしまいます・・・。しかし、マダイの気配は少しもなかったです。途中でマダイを諦めて良型イサギ狙いに戻しましたが、入食いのイサギのジアイは終わっていました。またまたいつものチグハグパターンです。

後半はチカメキントキのポイントへ行きました。
船長「釣れる時は連ですぐに来るし、アカン時は全然アカンで～！」
隣の常連Sさんが一投目ですぐに大きなアタリが・・・
常連Sさん「チカメはよう引くんやな～？！面白いわ～！」
船長「ダブルで来たらチカメは結構引くで～！」
上がって来たのはなんと！52cmのアマダイでした。
自分「そら～よう引くわ～！」
船長「ここのグジはみんな型がええんや～！ほんでもええ型や～！」

その後すぐに、自分の竿にもいいアタリが・・・。ドシッとした引きで上がったのは48cmのアマダイでした。
船長「うまいこと、一人一枚づつ釣れて良かったな～！」
最後の方でやっとチカメ（小型）が1枚上がって納竿でした。

釣果はイサギ15、アマダイ１、チカメキントキ１、マアジ２でした。
お隣の常連Ｓさんは上記魚種＋チャリコを1枚上げていたので、ちょうど五目釣りになりました。

チカメの刺身は上品なさわやかな美味しさでした。
イサギは予想通り、油がのって甘くてGoo～！
アマダイの刺身は初めて食べましたが、船長が言っていた通り、美味しくてタマゲテしまいました。口に入れるまでは、開き、塩焼きのイメージで期待していなかったのですが、新鮮なアマダイの刺身は、見た目もきれいな白身で、最初あっさりコリコリ～脂がのって甘くて～モチモチ感に変わり、今までに食べた刺身ランキングの中で間違いなく上位に入る絶品でした。コリコリとモチモチを同時に楽しめる白身でした。肉厚のある新鮮な良型アマダイだけなのかわかりませんが・・・ビックリでした。
アマダイのアラは焼いてから出汁を取り、上品な絶品のウシオ汁になりました。特に頭はしゃぶってコラーゲンいっぱいで絶品でした。翌日のアマダイ半夜干しは、さすが”干物の大様”でやっぱり超絶品でした。アマダイは刺身、アラ、半夜干し共、軽く塩をふり身を締めてから調理するように船長に教えてもらいました。その他の魚アラは捨てずに全て煮付けておかず・おやつにしました。

今回は良型アマダイの美味に”ノックアウト”されたラッキーな釣行でした。表現力に乏しい自分が何度も言いますが・・高級魚アマダイは偉い！マダイより値打ちがあるな～・・・。

■チカメキントキ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki2/kintokidai/tikamekintoki.html
http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000274_1.htm
■アマダイ
http://www.zukan-bouz.com/suzuki/amadai/amadai.html
http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000115_1.htm

■仲政丸 http://minnaga.com/nakamasamaru/index.htm
和歌山県御坊市岩内30―12
電話　0738-24-1844　携帯　090-3496-9563
詳細はお電話で。

【オマケ日記①】
1月27日（火）、三田市でイチゴ農家をしている友人からイチゴをもらいました。千葉県でイチゴ栽培の修行をして、三田市で試行錯誤をしながら今年で3年目です。3年目でビニールハウスを7個に増やしてしまったので、毎日、夜中からハウスのイチゴと会話しながら作っているそうです。最近は口癖で「ハウスを増やしすぎた・・」と少し後悔しています。イチゴ栽培をする前は、合ガモ有機農法にチャレンジして挫折して、その合ガモに「有難う！ゴメンなさい！」と言って全て食べてしまいました。その前は自然派のフリーターでアメリカで放浪の旅をしていたかなりの変わり者、ナチュラル派です。今は人生の全てをイチゴに捧げています。今年は「新しい品種のイチゴが大きい粒になった」と喜んでいます。イチゴ作りは毎日微妙に味が変わり、とても難しくて”やりがい”があるそうです。いつも試作品イチゴや失敗作イチゴ、ジャムの恩恵にあずかっており感謝しています。昨年より美味しくなってきているのでは・・・？果実作りは愛情を込めて努力して成立つ仕事だと少し理解できました。
【オマケ日記②】

1月30日（金）、仕事の日帰り出張で広島県因島に行きました。お天気は曇りでしたが、晴れるとお日様の光が溢れる瀬戸内ののどかな島です。お昼には食堂でお刺身定食を食べ、お土産に因島産のハッサクと土生港近くの魚屋で活マダコを買って帰りました。島中ハッサクの木が沢山あり、無造作にハッサクの実がゴロゴロ落ちていました。味はフレッシュ、ほのかに甘くてス～ッとして美味しいかったです。大阪で買うよりだいぶ安かったです。活マダコも瀬戸内産で美味でした。